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御代田町 W様邸 新築工事⑰床下地・鴨居、額縁加工

現場では、床下地の施工が進んでいます。
こちらのお住まいでは、床下エアコンを採用した基礎断熱工法を取り入れています。

床下エアコンとは、床下に設置したエアコンで空気を温め、
その暖気を床下全体に行き渡らせることで、家全体を優しく包み込むように暖める仕組みです。
床下空間を断熱層の内側に取り込む「基礎断熱」と組み合わせることで、
冬でも足元からじんわりと暖かく、家中の温度差を少なく保つことができます。

この工法のメリットは、

  • 各部屋の温度差が少なく、ヒートショックを防ぎやすい
  • 床下の空気も循環するため、結露やカビの発生を抑制できる
  • 少ないエネルギーで効率よく暖房できる省エネ性

といった点にあります。

現場では、大引や根太を組み、鋼製束で高さを細かく調整しながら構造用合板を施工。
見えなくなる部分だからこそ、水平・精度・強度を大切に、丁寧な作業を心がけています。

これからの季節、寒さが厳しくなる信州の冬でも、足元から心地よく過ごせるあたたかな住まいへ。
一つひとつの工程に想いを込めて、工事を進めています。

加工場では、鴨居(かもい)や額縁(がくぶち)の加工を行っています。
これらの部材は、見た目の美しさだけでなく、建具の納まりや動きの精度を決める重要な部分

木材の反りやクセを見極めながら、わずか1mm単位で調整する職人の手仕事が求められます。
特に鴨居は、建具が滑らかに動くように、角度や溝の深さを丁寧に確認しながら加工。
額縁は、室内の印象を左右する「見切り」として、木目の通りや納まりが美しく見えるように仕上げています。

一見すると地味な工程ですが、こうした細やかな手仕事こそ、住まいの完成度を大きく左右する要(かなめ)です。

丸屋建設工業株式会社( MARUYA KENSETSU KOGYO )

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