地元にある神社の参籠殿（さんろうでん）にて、床の改修工事を行いました。
長年の使用で傷みが出ていた床を一度解体し、土台や根太（ねだ）の状態を丁寧に確認しました。

傷みのある部材は新しい木材に交換し、まだ使える部分は補強を加えて再利用。
古くからの工法や素材を大切にしながら、次の世代へつなぐための修繕を進めています。

こうした歴史ある建物の修繕に携われることは、私たち大工にとって大きな喜びであり、誇りです。
先人たちの手仕事を感じながら、一つひとつの作業に心を込めて取り組んでいます。

地域の大切な文化財を、これからも安心して使い続けていただけるよう、最後まで丁寧に仕上げました。

後日、竣工祭を執り行いました。

これからも、地域に息づく建物を守り、未来へつなぐお手伝いを続けてまいります。

今後もこの神社が、地域の皆様にとって心の拠り所であり、また、参拝される皆様にとって安心して訪れることが出来る場所であり続けるよう、心を込めてサポートさせて頂きたいと思います。