こんにちは、丸屋建設工業株式会社です。
前回まで、上田市で建築中のK様邸の現場の様子をご紹介してきました。
今回は少し視点を変えて、自社工場で行っている木材加工の様子をご紹介します。
前回の階段施工でも少し紹介させていただきましたが、
丸屋建設工業の家づくりでは、現地での施工だけでなく、工場での木材選びや加工も大切な工程のひとつです。
お施主様との打合せから始まる「ものづくり」
造作するカウンターや棚、手すりなどは、まず現地でお施主様と打合せを行います。
「この場所にどのくらいの大きさがいいか」
「どんな雰囲気にしたいか」
「どのような使い方をするのか」
実際の暮らしをイメージしながら、サイズや形、仕上がりの雰囲気を一つひとつ決めていきます。
そして、その打合せで決まった内容をもとに、工場で材料を選び、加工していきます。


必要な板を「選ぶ」のではなく、「つくる」
ここが、私たちの木材加工の特徴のひとつです。
一般的には、必要なサイズの板材を探して材料を用意することもあります。
しかし、丸屋建設工業では、「必要なサイズの板を探す」のではなく、「必要なサイズの板をつくる」という考え方で木材を加工しています。
工場にある材木の中から、つくるものの大きさや用途に合わせて一本一本材料を確認。
樹種によって異なる木目や色合い、節、反りなどの特性も見ながら、その材料の良さを活かせるように木を選定します。



樹種の特徴や木目を活かした木選び
木は、同じ樹種であっても一本一本表情が違います。
木目の流れや節の入り方、色合いなどを見ながら、カウンターに向いている材、棚板に向いている材、手すりに向いている材というように、用途に合わせて材料を選んでいきます。
せっかくの無垢の木材だからこそ、ただ加工するだけではなく、その木が持っている表情や特性をできるだけ活かしたい。
そんな思いで材料選びをしています。


トイレカウンターや手すり、造り付け棚も自社で加工
今回のK様邸でも、さまざまな造作材を工場で加工しています。
たとえば、
- トイレカウンター
- 2階廊下の手すり
- 造り付け棚の棚板
など、住まいの中で日常的に使う部分にも木材を取り入れています。
また、必要なサイズや幅に合わせて、板を割き、組み合わせて必要な幅の集成材を自社で製作することもあります。
既製品のサイズに家を合わせるのではなく、お施主様の希望や住まいの寸法に合わせて、材料そのものを加工していく。
これが、私たちが大切にしている家づくりです。



一つひとつが手作業だからこそできること
機械を使う工程もありますが、最終的には職人が木の状態を見ながら、一つひとつ手を入れて仕上げていきます。
木には一本一本違った個性があります。
その個性を見極め、どこに使うのが一番良いのかを考え、必要な寸法に加工する。
「工場にある材料から、使えるものを探す」のではなく、「お客様の暮らしに必要なものを、材料からつくり出す」。
そこには、長年木と向き合ってきた職人の経験と技術があります。
現場での施工だけではなく、工場での材料選びから加工まで。
一つひとつの工程を丁寧に積み重ねながら、K様邸の家づくりは進んでいます。
完成したときには見えなくなる部分も多くありますが、「どんな材料を選び、どう加工するか」まで大切にすることも、私たちの家づくりの一部です。
次回も、K様邸の施工状況や職人の仕事をご紹介していきます。