先日、これから新築工事を始めるお客様の地鎮祭を執り行いました。
地鎮祭は、これから家を建てる土地にご挨拶をし、工事が無事に進むこと、そしてこれからこの場所で暮らすご家族の末永い幸せを願う大切な儀式です。
昔から、この土地で家を建てる際には欠かせない節目のひとつとして、大切にされてきました。
私たちも、家づくりの始まりにはこうした昔ながらの行事を大切にしています。

現場が始まる前に、工場で進む墨付けと刻み
地鎮祭を終えると、いよいよ工事のスタートです。
……と、その前に。
工場では、大工による「墨付け」と「刻み」の作業が進んでいます。
家づくりは、現場に材料が運ばれてきてから始まるわけではありません。
実はその前から、一本一本の木と向き合いながら、家をつくる準備が始まっています。
一本の木に墨を付ける
「墨付け」とは、木材に加工する位置や寸法などの印を付けていく作業です。
図面を確認しながら、柱や梁など一本一本に墨を付けていきます。
昔ながらの大工仕事では、ここがとても大切な工程。
少しのズレが後の組み上げに影響するため、大工の経験と技術が問われます。
墨付けした木材を「刻む」
墨付けが終わると、その印に合わせて木材を加工していきます。
これが「刻み」です。
仕口や継手など、木材同士を組み合わせるための加工を、大工が一つひとつ手をかけて進めていきます。
機械で加工する部分もありますが、最後は人の目と手で確認しながら仕上げていきます。
木のクセや状態を見ながら、どう加工するかを判断する。
こうしたところに、長年現場で経験を積んできた大工の技術があります。
現場に見えないところにも、手間をかける
現場に建物が建ち始めると、家ができていく様子が目に見えて分かります。
でも、その前には工場でのこうした準備があります。
一本の木を見て、墨を付け、刻み、そして現場で組み上げる。
昔から受け継がれてきた大工の仕事を大切にしながら、一棟一棟の家をつくっています。
地鎮祭を終えた現場の裏側では、もうすでに新しい家づくりが始まっています。
これから現場で、柱や梁が組み上がっていくのが楽しみです。
見えないところにも手をかける。
それが、私たちの家づくりです。
