外部まわりの仕上げとして濡縁(ウッドデッキ)と玄関ポーチの格子の工事を行いました。
■ 工場での刻み・塗装作業
まずは工場にて、使用する材の選別からスタート。
反りや木目を確認しながら寸法をそろえ、刻み・加工を行っていきます。
その後、一枚一枚丁寧にキシラデコールで塗装。
屋外で使用するため、塗りムラが出ないよう表裏・小口までしっかり仕上げています。
この下準備が、耐久性と美しさを左右する大切な工程です。








■ 現場での濡縁施工
現場では、基礎の位置や高さを確認しながら束石を据え付け、加工済みの材を組み上げていきます。
掃き出し窓から続くウッドデッキは、室内と外をゆるやかにつなぎ、暮らしの幅を広げてくれる空間です。
既製品のデッキとは違い、建物との納まりや高さ、出幅を現場に合わせて調整できるのが造作ならではの良さ。外観との一体感もあり、落ち着いた佇まいに仕上がりました。
■ 玄関ポーチの格子製作
玄関まわりには、縦格子を設置。
工場であらかじめ加工・塗装を行い、現場で取り付けています。
視線をやわらかく遮りながら、風や光を通す格子は、和の趣を感じさせるW様邸の外観にとてもよく馴染みます。外観のアクセントになるだけでなく、住まい全体の印象を引き締める役割も果たしています。







■ 大工が設計・施工まで一貫して行う家づくり
丸屋建設工業では、設計・施工・現場管理を大工が一貫して担当。
工場加工から現場施工まで流れが途切れないため、無駄のない段取りと、納まりの良い仕上がりが可能です。
建物だけでなく、外部の木工事まで含めて住まい全体の統一感を大切にしています。